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うるしの常三郎スタッフブログ

京都の漆器専門店 [ うるしのツネさぶろう ] のブログです。  

2014.03.11.Tue

☆ 松田権六の雲


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こんにちは 京都うるしの常三郎です。


蒔絵の人間国宝 松田権六先生の「雲の蒔絵」は、

悠々とおおらかです。



松田権六 雲文


簡単に描けそうで、誰にも描けない。



山頭火が

「もりもり盛り上がる雲へ歩む」と詠んだのは・・・

こんな雲だったのでしょうか?




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2014.02.20.Thu

☆  多彩な蒔絵の技法  「柳橋蒔絵冠卓」


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こんにちは 京都うるしの常三郎です。



繊細な 『 柳橋蒔絵 』 (りゅうきょうまきえ)

桃山から江戸時代にかけて流行した

「柳橋水車図屏風」を意匠化した蒔絵です。


柳橋蒔絵
うるしの常三郎所蔵  「 柳橋蒔絵冠卓(かんむりしょく)」 部分


柳と蛇籠それに水車が、蒔絵のいろいろな技法で表現されています。

蛇籠とは、竹で編んだ籠の中に石を詰めて、

河川の護岸に用いたものだそうです。



こちらは橋脚の下を流れる勢いのある水の流れ

柳橋蒔絵 (1)



見えにくい部分には、芦と静かな印象の流れが表現されています。
柳橋蒔絵 (3)


卓(しょく)の全体像と、多彩な蒔絵の技法については

また次の機会にご紹介します。





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2013.06.24.Mon

☆ 松田権六作品 「長生の器」 ☆


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こんにちは 京都うるしの常三郎です。

蒔絵の人間国宝 松田権六作「 長生の器 」
DSC05448.jpg


木工芸の人芸国宝 川北良造先生によると
昭和初期 戦前の作品であるとのこと

「華やかな蒔絵が画面全体に描かれているものは、
松田先生の作品では 戦前に多い 」ということでした。


DSC04914.jpg
赤い漆で、力強く一筆で描いたラインの筆あと



DSC04913-1.jpg


川北先生は

「 長生乃器
    松田権六先生作・・・・・川北良造 識 」


DSC05574_20130628204220.jpg と箱書してくださいました。

DSC05572.jpg


近代蒔絵師の最高峰 
松田権六先生の、戦前の作品に出逢えた幸福を感じます。
DSC05576.jpg




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2013.06.03.Mon

☆ 撫子の花 咲く平棗 ・ 清瀬一光作  ☆


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こんにちは 京都うるしの常三郎です。


今年もなでしこの花が咲きました。

「 ナデシコ ・ 撫子 ・ なでしこ 」 いろんな表記がありますが、

ワタクシは ひらがなの「なでしこ」をよく使います。 

純真な女の子を想像させるこの花には、

ひらがなが似合う気がします。

DSC04968.jpg



ところが、下記でご紹介する 平棗(ひらなつめ)の なでしこは

大人びていて おすまししています。

DSC_0595.jpg
清瀬一光 作  撫子蒔絵平棗



DSC_0600.jpg


ひらがな表記じゃ子供っぽすぎ?

漆黒に金蒔絵で散らした「 撫子の花 」

淑女のような上品な姿です。


DSC_0599.jpg


DSC_0593.jpg うるしの常三郎 東京銀座店に展示中です。



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2013.02.01.Fri

☆ いにしえケヤキを 「槻(つき)」と呼びました ☆


こんにちは 京都うるしの常三郎です。


「槻」

室町時代以前に用いられたケヤキの古名で「つき」「き」と読みます。

今回 川北良造先生の[ 槻大棗 ] (つきおおなつめ)
をご紹介するべく準備をしておりましたら
昨日の新聞各紙に、興味ぶかい記事を発見しました。

川北良造作槻大棗


日本書紀に登場する「飛鳥寺西の槻(つき)の樹(き)の広場」が、
奈良県明日香村の飛鳥寺西方せいほう遺跡であることが
ほぼ裏付けられたとの内容でした。


その「槻(つき)の樹」とはまさに今でいうケヤキのことです。


大化改新の前年、(西暦644年)この槻の樹の広場で、
蹴鞠の行事が催された際、

中大兄皇子の靴が飛び 中臣鎌足が拾ったことが

二人の出逢いのきっかけとされているそうです。


この出逢いについては諸説はあるというものの、
ケヤキと槻について関心を持っているワタクシ達には
タイムリーな話題でした。


さて、槻大棗(つきおおなつめ)の作者「川北良造」先生は、
木工芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)です。

川北良造作


「槻」箱書


北陸 白山比咩( はくさんひめ )神社の御神木から生みだされた大棗

川北良造先生は、この作品になぜ古い名を使用したのか?
白山神社の総本社の千年の御神木に、敬意を表していらっしゃったのだと感じます。


川北良造作槻大棗
白山比咩神社御神木 槻大棗


樹木としての役割は終わりましたが、
木工の技によって、
青年のような凛々しく美しい造形を得ることができました。

その命をいつくしむように、この大棗には漆さえも塗ってはおりません。
天然自然のケヤキのあたたかな色あいは、
少女のホッペのようにふっくらしているようにも見えます。


箱裏には、「良造」というサインとともに
「重要無形文化財」の印が押されています。
DSC03713.jpg

ただいま、うるしの常三郎 東京銀座店に展示しております。




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