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うるしの常三郎スタッフブログ

京都の漆器専門店 [ うるしのツネさぶろう ] のブログです。  

2011.12.31.Sat

お正月そして普段にも使える器

お正月の器
おせちの取り皿としてお勧めなのが < 洗朱椿皿 >
洗朱椿皿(五枚組)
洗朱椿皿(五枚組)\19,800

お正月が終わっても、和菓子の銘々皿として、
また、お刺身や荒熱を取った天婦羅にも。
いつものおかずが御馳走になります。


さてもう一つは、< 輪島塗合鹿椀 >
輪島塗合鹿椀
輪島塗合鹿椀 各一客 \19,800


輪島の職人さんに作っていただいた、本格的な合鹿椀です。
栗の横木を使った野趣あふれる品と、スッとスマートなフォルムの欅の椀。
どちらも、総黒と、黒内朱の二種類ずつあります。

お正月ばかりでなく、いつも使える器をめざして
価格もかなりお手頃となっております。


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2011.12.22.Thu

季刊 京都 ☆ 新年特別企画雑誌 に掲載されました☆

成美堂出版の、<季刊 京都>新年特別企画に
うるしの常三郎の汁椀・丼 それにお箸を掲載していただきました。

季刊 京都

~ハレの日を準備する京のキッチン用品~の記事の中で

お料理を「いただく」というページに、
「 福寿羽反汁椀・栗合鹿椀・本乾漆箸 」の三品が載っています。

うるしの常三郎の商品掲載ページ


福寿羽反汁椀
ロクロ木地・下地・塗りにいたるまで
一流の職人さんに丁寧に作っていただいた品です。
欅 羽反福寿汁椀


栗合鹿椀
以前にも紹介いたしましたが
歪みを生かした野趣あふれる丼です。
栗 黒拭漆合鹿椀


そして本乾漆箸
乾漆箸なのに、なめらかな口あたり。
箸先の細さが食べ物をつまみやすくしてくれています。
おうどんや素麺でも食べられるので、割箸いらず
本乾漆箸(黒)

本乾漆箸(朱)

実はこの御箸、私一押しの「大切な方への贈り物の一品」なのです。

写真では伝わらない良さを感じていただくために、
ぜひ、じかに御手にとってご覧ください。


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2011.12.20.Tue

近江国最古の神社 「白髭神社」

琵琶湖の西岸滋賀県高島市にある、白髭神社(しらひげじんしゃ)は、
「湖中大鳥居」が有名です。
西近江路(国道161号線)、自動車を走らせていると
琵琶湖の中にすっくと建っている姿が見えます。

白髭神社鳥居

いつも遠出の途中で見ている鳥居

その本殿に、一度お参りしてみたいものだと思っていました。
今回願いが叶って、短時間でしたが参拝することができました。


白髭神社拝殿    白髭神社拝殿


いつまでも夫婦が健康で仲良くとの願いから
翁(おきな)と嫗(おうな)の「共白髪」の絵馬を購入

    白髭神社の絵馬

絵馬って願い事を書いて神社に奉納するものですよね。
「持って帰るのは邪道ですか?」

社務所の巫女さんは、
「お家に飾る方も沢山おられますよ。」と言ってくださいました。

それなら私もお家に飾って、ぜひ参拝の記念に。

白髭神社拝殿1


琵琶湖畔の、国道沿いの神社ですが、
境内は静かで、神聖な空気が流れているようでした。


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2011.12.16.Fri

お蕎麦屋さんで見つけた「松の木の丸膳」

三越銀座店の中にある お蕎麦屋さん「箱根 暁庵さん」
はじめて訪れたこのお店で、感激したこと

三越内お蕎麦屋さん


その一 お店の方たちの笑顔が、とてもさわやかだったこと


ざる蕎麦二人前


その二 コシのある美味しいお蕎麦


鴨南ばん       ざる蕎麦
アツアツの「鴨南ばん」       氷水でキリッと「ざる蕎麦」


その三 年代物の、松の丸膳を使っていたこと
     
お盆も兼ねた、ぶあつくてゴツゴツとした風合いの 御膳
長い間の使用に耐えて、ほんの少し歪んだことが、かえって魅力を深めています。

松の丸盆

代々続くお蕎麦屋さんでも、
ついついプラスチックなどを使っている・・・なんてことも多い昨今ですが

松の趣きある丸膳が、今も現役とはうれしい!!
こんなふうに使ってくださったら、御膳も働き甲斐があるというものです。


コシのある美味しいお蕎麦と、やさしい笑顔のお店スタッフ
それに存在感ある「松の木の丸膳」

もう一度会いたいものが沢山あるお蕎麦屋さんでした。


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2011.12.12.Mon

阿闍梨(あじゃり)様 そして 阿闍梨餅

比叡山登山口の近くにすんでいた二十五年ほど前のこと
真夜中のきらら坂

背筋を伸ばしてサッサッと坂道を登って行く
精悍な白い影を見たことがあります。

天台宗の高僧 阿闍梨様(あじゃりさま)の
比叡山千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)を
家の中から目撃させていただいたのです。

お見かけするに、決してお若くはない様子なのに
走っているかのような すばらしい速さで行ってしまいました。
まるで風のように・・・とはこういうことかと感激したのを覚えています。

森


この荒行で歩く距離は、地球1周に匹敵する4万Kmにも及び
行(ぎょう)を初めて五年目に行われる九日間の「断食、断水、不眠、不臥の行」を経て
満行まで七年間をかけて、通算1000日の間行なわれる想像を絶する修行だそうです。


阿闍利様の絵の紙袋


さて、阿闍梨餅(あじゃりもち)は
この阿闍梨様がかぶる網代笠を模したことから
この名がついたとされるお菓子です。


もちもちした皮の中につぶ餡がタップリ 
阿闍利餅ひとつ


地元の私立の女子高校で、文化祭や体育祭の日に生徒に配られたり
とても身近なお菓子でした。

阿闍利餅

ところが最近、観光の方達にも人気だということを知りました。
京都駅ビルの京名菓のコーナーにも長い行列ができているとのこと。
身近なお菓子が有名になることは嬉しくもあり、距離ができたようで寂しくもあり・・・・。



ところで、話は戻ります。

ある朝、上一乗寺の坂
沿道の両側にたくさんのおばあちゃん達が集まっています。
皆さん道端の石に腰をおろしたり、なかにはイ草ゴザを敷いてその上に正座したりして
何かを待っている様子です。

阿闍梨様が通るのを待っているのです。

おばあちゃんたちは言います。
「仏様を待つような気持でお待ちしとります。」

修行の間 人々の平安を祈り続けるという阿闍梨様は
おばあちゃん達にとって「ありがたく、しかも親しみのある存在」なのだと感じました。


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