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うるしの常三郎スタッフブログ

京都の漆器専門店 [ うるしのツネさぶろう ] のブログです。  

2013.04.17.Wed

☆ 「しとき 」 「しよし」 と 「とおみ」 今日の京ことば ☆


こんにちは 京都うるしの常三郎です。


結婚後 京都に移り住んだワタクシメが・・・いつものごとく
勝手に考察 「京ことば」 

注:もちろん 何の学術的根拠もございません。 
  ドクダンとヘンケンで構成しています。
  ご容赦 (^^ゞ



京のお母さん方が、子供になにか指示するとき

ワタクシが感じるところ

優しい語調の「 しとき 」 と 

厳しい「 しよし」の二種類があると思うのです。

上村松園 母子上村松園 「母子」
上村松園展の絵はがきより 
(この絵のお母さんは優しさにみちています)



「○○ しとき 」は、

「テレビ見とき」「お掃除しとき」と
とりあえず何かをしておきなさいというユルイ指示形です。
お母さんの顔にもまだ余裕が感じられます (*^^)v

けれど

「○○ しよし」と言っているお母さんは、なぜかいつも強面コワモテ(笑)
この命令形に、子供が逆らうことはできそうもない・・・・
きっぱりとした雰囲気があります (-_-) 

「早くしよし!」「勉強しよし!」

調べてみると「○○ しよし」軽い命令形と書かれていたのですが・・・・???
ワタクシはこのことばを聞くたびに、ちょっと怖くて
ドキッ!としてしまうのです 



IMG_20130407214359.jpg


お母さん方の指示語には、
ほかに「とおみ」ということばもあって、

「見とおみ」(見てごらん)とか 「しとおみ」(してごらん)など、

小路の町家から聞こえてきそうな、京都独特の響きがあります。

この「とおみ」
ワタクシがナマで最後に聞いたのは、もうずいぶん昔になります。

菜の花漬を売りに来ていた農家のおばあちゃん・・・
その会話の中で聞くことができました。


DSC04629.jpg


今ではおばあちゃんもいなくなり、
美味しかった手作り[菜の花漬]もなくなって・・・

そうして

「 ○○とおみ 」という日常の京ことばも、

特別なものとなってしまったような気がします。




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